【無人航空機操縦士】ドローン国家資格 教則の確認(第11回)送信機

【無人航空機操縦士】教則の確認

ドローン無人航空機操縦士の技能証明を受けるものは、航空機を飛行させるのに必要な法的知識が必要です。
安全な飛行ができるよう「無人航空機の飛行の安全に関する教則」令和5年4月13日第3版を読んでみることにします。
第11回は「送信機(プロポ)について」です。

送信機

(1) 送信機から無人航空機へ送信される指令の流れ
無人航空機への指令は送信機から機体へ送られる。
機体では、受信機が指令を受け取りメインコントローラーからモーター又はサーボを駆動させ機体を操縦している。

(2) 送信機の信号〔一等〕
送信機の信号は、同じ周波数帯が密集しているような場所では複数の電波が干渉して混信による誤作動が起きる可能性がある。
電波混信の予防として飛行させる前に測定器などで周辺の電波の状態を確認することが望ましい。
無人航空機で使用される送信機からの電波だけでなく、無線LANやWi‐Fi、高圧送電線の影響を受ける場合もあるため、周辺環境の確認が必要である。

(3) 送信機の操縦と機能
無人航空機は、送信機のスティックを操作して、機体の重心を中心とする3軸の回転で機体の動きの制御を行う。
・ピッチ(機首を上下する回転)
・ロール(機体を左右に傾ける回転)
・ヨー(機首の左右への旋回))
・ローターの推力の増減

以下のとおりスティック操作による機体の動きの割り当てはモードにより異なる。
また、スティックのニュートラル位置を調整するためのトリムスイッチがある場合もある。

① 回転翼航空機の場合
(a) スロットル: ローターの推力(揚力)の増減(機体の上昇・降下)
(モード1)右側スティックの上下操作 (モード2)左側スティックの上下操作

(b) エレベーター: ピッチ方向の操作 (機体の前後移動)
(モード1)左側スティックの上下操作 (モード2)右側スティックの上下操作

(c) エルロン: ロール方向の操作 (機体の左右移動)
(モード1/モード2)右側スティックの左右操作

(d) ラダー: ヨー方向の操作(機首の左右旋回)
(モード1/モード2)左側スティックの左右操作

リリー営業部長

プロポの各スティック操作による機体の動きは理解してください。
実地試験でも重要です。
⚠️飛行機とは動きが違うので混乱しないように注意しましょう



② 飛行機の場合
(a) スロットル: プロペラの推力の増減(機体の前後移動)
(モード1)右側スティックの上下操作 (モード2)左側スティックの上下操作

(b) エレベーター: ピッチ方向の操作 (機体の上昇・降下)
(モード1)左側スティックの上下操作 (モード2)右側スティックの上下操作

(c) エルロン: ロール方向の操作
(モード1/モード2)右側スティックの左右操作

(d) ラダー: ヨー方向の操作
(モード1/モード2)左側スティックの左右操作


ここまで、「無人航空機の飛行の安全に関する教則(令和5年4月13日第3版)」の中から抜粋して確認してみました。
個人の判断で色塗り・マーキングをしておりますので、公式ページから最新の教則を入手しご自身で確認を行うようお願いします。

リリー営業部長

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