WebODMの公式ページを見ると、以下の説明があります。
ドローン画像処理用の使いやすい商用グレードのソフトウェア。航空画像から地理参照マップ、点群、標高モデル、テクスチャ付き 3D モデルを生成します。
https://www.opendronemap.org/webodm/
WebODM(OpenDroneMap)は、ドローンを使って連続した写真を撮影し、このソフトウェアで処理すると、地形や建物の点群3D画像に変換されるもの。
このとき、撮影した写真には、GPS(GNSS)により座標データや、カメラの情報、レンズの焦点距離などが添付されていることが条件で、これにより連続した写真のX.Y.Z座標が認識できる。
なので、連続した写真を撮影すればこれらの情報が使えるが、連続した写真ではなく同じ飛行レートを動画で撮影して、あとから30枚/secの画像に分解したとしても、この情報が取得できないため、点群データも作れない。
また、GPSの情報を持っている点群データは、実際の位置に合わせてGoogleマップへの上書きができる。
座標データを持っているので距離や面積、高低差も測ることができる。
あとは、このソフトウェアの処理による座標情報の精度の確保が課題である。
測量用ドローンにはRTK(Real-Time Kinematics)相対測位のモジュールを搭載したものが使われるが、mavic3classicにはついていません。
もう一つ、GCP(グラウンドコントロールポイント)という高精度な測量に使われるものがある。あらかじめ別の手段により座標が分かっている標識をいくつか設置して、WebODMで処理する際に、画像上の標識に対してそのポイントを追加し座標の精度を高める。ただ、そのためにトータルステーションを持ち込むのであればドローン測量するメリットが半減しそうなので、またの機会にしましょう。
以上